私たちがアパートの建て替えを考えた時、「自分たちも住みたいと思うところ」を貸したいと思いました。
だから、自分たちが本当に好きなもの、信頼できるものだけでできあがったアパートが
春に完成しました。

家族が毎日帰る所、家。
あたたかくて、居心地のよい所、家。

kayagreenが造園業として、できることを考えた時、家庭菜園付きのエコアパートになりました。
● kayagreenナチュラルガーデンデザイン工房Xgreenfingers エコアパート

greenfingers 自然素材でつくるエコアパートprojectの建設地 → 兵庫県明石市大久保町大窪
JR大久保駅より徒歩10分

● 入居に関しての資料、プロジェクトの詳細を知りたい方はkayagreen_leaf@yahoo.co.jpまで
● 入居者募集の最新情報はこちら


エコアパート図面
※ 上図面は、建物1階部分です。アパートは各世帯メゾネットの2LDK59平米+畑13平米
⚫ 現在、3世帯のみ完成

エコアパートを造った意味 お金はエネルギー

エコアパートを造った意味 お金はエネルギー

 

賃貸住宅を建て替えるとき、頭(マインド)で考えるとそれは、経済性だけを追及した賃貸住宅になります。

いかに安く建築し、いかに高く貸し出すか。

大手住宅メーカーに依頼し、30年一括借り上げという制度を利用して軽量鉄骨造り、間取りはワンルーム、単身者向けの部屋を多くとり収納世帯数を多くして利益率を上げる。

オートロックで外部との分断を図り、そういう意識を持った住人は近所付き合いさえもしない。それを楽だと考える住人が集まります。

隣に誰が住んでいるのかもわからない、そんな集合住宅が街中にはひしめいています。

 

新建材を多用し、金属の骨格とビニールの内装で部屋を造る。

ほとんど全てを工場で生産してプラモデルのように現地で組み上げる。

合理的なやり方で建築コストを削減する。

環境的にも窓を締め切りエアコンを使う事を前提とした設計になっています。

 

建物自体は本当に原価率は安いものです。

しかし実際には安くはありません。

大手住宅メーカーも企業なのでそういう賃貸住宅も安くでは売らないのです。

大手企業だけがが儲かり、大家も借り手も環境も、健康という財産や経済的負担を強いられる事になります。

シックハウス症候群は、もはや社会問題であり、それは経済的問題や社会的問題を超えた「人道的問題」だと思います。

 

人の健康や財産を奪い、経済優先で何もかもを進めていく時代はやがて終わります(もう終わっているし、今はその移行期だ)。

 

「休む」という字は人偏に木と書きます。動物は植物がなければ本当には癒されない。

鉄やビニールに囲まれて、電気で空調をし、化学物質に大量に暴露する住まいに人を癒すことはできないのです。

 

心や直感で選ばなければ、事業をやるにしても、それは環境を破壊し、人と人との分断を産み、健康を損ね、経済の循環を一方向に流れさせる事になる。

本当に頭で考えるのなら、そこまで考えなくてはいけないと思います。

あるいは、それを解っていてあえてそういう事業を選択するとしたら、それは本当に「人道的問題」だと言えると思います。

 

今、社会は大変な混乱期にあると思います。

健康問題、経済問題、政治的問題、社会的問題。

それに気づかずにいる人が大半だとも思います。

僕はどうか気づいて欲しいという思いでこういう記事を書いています。

それはみんなの「集合意識」がこの世界を創っているからです。

多くの人が気づき「こういうのってなんか変だよね」という意識が多くなれば、それだけで環境も社会も経済も変わるのだと思います。

 

頭で考える事。その考え自体が自分のオリジナルではない事に気づく事。

ピラミッド社会の上からインプットされたものだと気づける事。

「彼ら」の意図を見破ること。

何が本質で何が嘘なのか、それを心や直感で感じ、それを実際の行動や生き方に反映すること。

それにはものすごい勇気と強い心がいると思います。

マスクを付けずに街を歩いたり、お店に入ったりするのはとても勇気が要りますよね。

でも気付いているのなら、それをしないと現実は変わらない。

社会においても。個人においても。

 

「意識の数」が今の現実を創造しているのです。

気付いているのなら、それを行動や生き方に反映する時なのです。

ある意味、それをやりにこの時代、この国に自ら望んで生まれてきたのだと思います。

一生は短いです。本当にあっという間。「どう生きたか」だと思います。

 

心が「何かおかしい」と思うなら、声をあげませんか?行動しませんか?

 

お金がなければ生きていけないというのも「彼ら」に植え付けられた幻想です。

「お金はエネルギー」だとどこかで聞きましたが、それは妙に納得できることでした。

 

経済性や合理性のみを追求し「お金」を儲けることだけを念頭に事業をしたならば「エネルギーの循環」はどこかで滞ります。

なぜなら、みんながハッピーになれないからです。

搾取される人間がいて、冨は企業に集まり、そこで滞るからです。

そういうシステムは自然の流れにはそぐわないので、やがて自然に崩壊します。

 

自然なエネルギーの流れというものは、常に循環し、必要な時に必要なところへと流れる無駄のない仕組みだと思います。

それがお金の流れにも当てはまると思います。

 

自分の本当の気持ちを、世間に合わせて、自分に嘘をついて押し殺していると本当に苦しい現実しか創造できないと思います。

自分に嘘をつけない時代になったのだと思います。

本当に楽しいこと、やりたいこと。世間や常識や固定観念やインプットされた価値観を捨てて、自分本来の価値観や生き方をして行った時に、必ず「エネルギーの流れ」として「生きて行けるエネルギー」として結果的に「お金」は流れてくると思うのです。

 

それが自然の仕組みであり、それがたとえ人間がつくったシステムだとしても、その全てを人間が管理できるはずはありません。

経済の流れも人の想いの流れと共に影響を受けるものだと思います。

それは「自然に解き放たれたエネルギー」だからです。

 

嫉妬心をおこしたり、愚痴を言っていても何も良いことはありません。

自分の現実に起こること全ては「自分が創造している」のです。

それが「エネルギー」を含めた自然のシステムだと思います。


本物を見抜く目は本物に触れることから

アパートを建てることは、反対というよりも尻込みしていました、少なくとも私は。
引っ越して来た時にまだあったメゾネット式のデタッチドハウスは、古くて砂壁がぼろぼろ落ちては来たけど
床は磨けば応えてくれたし、ずっと住んでいただんなさんが二階をあったかく居心地のよい雰囲気に造ってくれてました
お風呂もシャワーこそついてなくて、小さい浴槽だけど、まだまだ現役で…と書いてて思い出したのは
天井に大きく空いてた穴や、壊れた手すりやら、冬外より寒かった家の中

人間ってやっぱり、いいことをずっと覚えてるんだなー、嫌なことから忘れていくんだね

結婚するときにちょうどアパート建て直しの話になって、
私は貯金もないし、資金も出せないし、どうなるんやろー
こういうときってどうしたらいいんやろーと、話についていくのに必死(そのわりにはいろいろいってたなあと振り返って思うケド笑 ただインテリア好きなんよね、考えるのが)
なんだ、これはーと新婚気分を味わう間もなく打ち合わせに巻き込まれていきました

金額は途方もないし、だんなさんは次々プランを考えるし、お父さんは反対するし
家族会議はいっぱいあるし、始めは、工務店が決まるまで2、3社競合してもらってたから
みんなにじり寄ってきてコワかったわ 笑

それでも、最終的にアパート建てるまでに至ったのは、まだアパートを建て替えることになる前に
将来どんな家に住みたいかたくさん話していたからだと思う
そこで好きな物、嫌いな物が一致していたから
せっかく新築で建てたり、きれいに改装しても残念な例をたくさん見て来たんです、ほんと

アパートだからずっとは住まない、けれども人生の一時期の暮らすという行為の他人のそれに関わる時
そして私が、お金を払って住む所を得ていた時、「住」は確実に人生に影響をもたらすと思った

本物に触れていると育つもの、それは安心感、充実感、増して行く幸せ度、五感で感じられる住まい
そして本物を見抜ける目です、他人を信頼する心も育つと思う

将来自分の家を建てたいと思っている人、「住」に対して今まで無責任やった人、
本物に住みたい人、に一念発起して住んで欲しいです

今回住んでた方は、お子さんを希望の学校(シュタイナー教育)に入学させるために引っ越すのですが、学校に出会ったのが去年の終わりごろ、それから見学、説明会に行かれてすぐに決めました
そのすばやい決断と行動力はもちろんその方がもともと持っていた資質もあるでしょうが、私は、このアパートに住んでいたこと、すごく大きいと思ってます。金額とかそういうことを先に考えたり、言い訳にせず、まず住んでみた、よかった
そういう行動を積み重ねていったから、何がお子さんにとって良いかもすぐ判断できたと思います
特別裕福だからうちのアパートに住んでいたわけではありません
あくまでも、ご自分とお子さんのために、正直に気に入って惚れ込んだアパートに住みたくて、その気持ちに誠実でいてくださったのです

お金に関してもそうですが、私たちは衣食住に関してほんとに刷り込みが多いです
家賃は給料の1/3までとか、ディナーに3,000円はいいけどランチに5,000円は贅沢だ、とか
今、世論は不景気とか貧困の格差、さまざまなことを言っていろんなことを私たちに吹き込んで来ます

もし、私たちが本当に自分の声を聞けて、大事にしていったなら、住むことを大事にする人が増えてくる

アパートは引き続き、入居者を募集しております


よい出会いとご縁をお待ちしています
どうぞよろしくお願いします (か)






 

まいにちいちばんたべるもの

実は空気です!

エコやbaobab山田さんの受け売りですが…

どんなにたべものに気をつけても
空気の悪いところにいたら
どんどん蓄積されていって
ある日突然!発症となるのです

職場や学校は環境がなかなか変えられないこともあります

だからせめて家だけは、と思います

たいていの場合
家は大きなお買い物です
長いローンを組むのも心配でしょう

無農薬のたべものにこだわったり
家にお金をかけることを
贅沢という人もいますが
言う人は言うだけです
あなたの人生に責任もてるのはあなたしかいません
きちんと自分の価値観と考え、を持って行動しましょう

そしたら必ず道は開けます

私たち夫婦にお金はありませんでした
でも私たちはお金がないことを
出来ない理由には絶対しないことにしようと決めました

どうしてアパートをつくりたいのか
なんで畑をつけたいのか

外野の口出し

深夜までの家族会議

銀行に融資を求め鼻で笑われても

あきらめなかった

アパートの計画を通じて
わたしたちはお金の価値や値段について
学びました

あって無いような土地の値段から
値段の高い安いに惑わされない
耐久性や長期的に物事を見ること

これからアパートの生活、生活力に活かして鍛えてどんどん回りに還元したいと、ひといきついた秋の日に気持ち引き締めなおし

話がそれていきましたが
美味しい空気は貴重です
特に都会では

このブログはお家を作ろうとか
建て変えようとか
エコアパート作りたいと思っている方も読んでると思うので書きます
快適な空間に住むことに妥協しないでください
いろんなモデルルームに行って
違いを知ってください
遠慮せずにプロに質問して
何よりも諦めないで欲しいデス

何か熱くなりましたね

こんなブログもたまにはアリ (か)





大久保ぶらり散歩と住まい方、生き方

今日は、昼から大久保の街を行ったり来たり、大久保まちあるきマップ誠意作製中です^_^

次のアポイントまでちょっと時間があったので、家に戻って外しごとをしていたら、仲の好いふんわりしたなんともいい感じの母娘が通りを歩いていました

そのときは、こんにちは、暑いですねーと挨拶

しばらくすると、戻って来て
エコアパートの場所を探してるとのこと

ここです!

アースデイでお会いし、
ていねいなメールをくださったAさんでした

大久保の街を雰囲気をアパートの周りを見て見たくていらしたということです

嬉しくなって夫も交え4人でkayagreenの店で談笑

そうです、私たちがして欲しいことはこれなんです

自分が住むかもしれない街の様子が自分に馴染むか、それって大切なこと

賃貸であっても引っ越しや、
居を構えるということは想像以上のエネルギーを使います

住む家が気に入って
住む街が気に入って
近所の人と楽しく暮らせたら
楽しいことがどんどん拡がっていく気がします

そしてAさんとのお話のなかで
夫がふたたび口にした住まい方と生き方のこと
住まい方を選ぶことは生き方を選ぶこと
私たちが一年以上考えてきたこと
これからも発展していく永遠の課題

私たちの考える住まい方、生き方に共感してくださる方にこれからもますますお会い出来る予感がしています

アパートに住むみなさんとわくわくを一緒に共有したい

23日はその思いの説明会になりそう

先ほど午前の部にお申し込みをいただきましたので定員が残すところ午前の部一組さまとなりました
ありがとうございます!

ちょっと話を聞いて見たいという方は
kayagreen_leaf@yahoo.co.jpまでお申し込みください
お待ちしております

Aさま、また大久保の街をこれから出来ていくアパートを見に来てくださいね (か)



命は網の目のようにつながっている(まるで金平糖のように)または出来ては消える波のように

映画「アバター」をTVでさっき見ました。
数日前に「ロードオブザリング」を見返した後の事でした。

「命は網の目のようにつながっている」これは両映画に共通するテーマかと思います。

エイリアンだからといって、または、ホビットやエルフ、ドアーフだからといって、人に近い生命、また、自然と共存する事を選んだ人たちを、私たち「人間」は甘くみてはいけないと思います。

一つの命は例えば金平糖の一つのトンガリだと、私の師匠は教えてくれました。
トンガリは一つ一つ違うけど、本当はみんなつながっているるんだよ、と。
または、波の様だとも。
波は出来たらすぐ消えて、新しい波がまた出来て、
「命」って「海」っていう大海の中に溶け込んで、風や月や、太陽や、色んな条件が重なって、一つの波が出来るのだと。

2013年は「つながりの時代」だと思います。
全ては、また、全ての生命は「本当はつながってるんだ!」と、再確認する年ではないでしょうか。

全ての生命と、全ての「人間達」に良い年であります様に!

明けましておめでとうございます!(の)

第一期めは3世帯!

greenfingersエコアパートプロジェクト、
前回ブログをUPしてからいろいろな事が決まりました。

エコアパートは、一期、二期、三期とじょじょに建築して行くことに決まりました。

その一期めがコの字型の三世帯。
予定通り2014年春完成。

一世帯には僕たち夫婦が住む予定。
残り二世帯です。

ペレットストーブやマキストーブも検討ちゅう。

冬暖か、夏涼しい、自然素材のエコアパート。

募集二世帯でのスタートです。

お問い合わせはお早めに(笑)
(の)

五常(ごじょう)武漢大学、徐水生(じょすいせい)教授

五常とは儒教で、人が規範とすべき「仁、義、礼、智、信」のことである。
「仁」とは古代における人間主義の原則。
「義」は社会の道徳に則った行動範囲。
「礼」は荘重さや謙虚さといった礼儀を指す。
「智」は人間の聡明さや智慧であり、学を重んじること。
「信」は言葉を守り、人を欺かないことを言う。

中国の古代文化の智慧の一端だが、人類の財産でもあります。

私の師匠は、
「仁」はヒューマニズム・人道への目覚め。
「義」はエゴイズムの克服。
「礼」は他者への敬意。
「智」は創造の泉。
「信」は誠実さ。
である、と。

いきなり難しいことを書いてしまいました、
「人は、いかにして生きていくべきか」
古代中国では「五常」という普遍的な道徳意識を思想として、文化として持っていたのですね。

greenfingersエコアパートは、どうやら賃貸部分は五世帯になりそうです。
まさに5本の指です。
「仁」「義」「礼」「智」「信」

部屋の名前をこんな風にしたら、郵便屋さんが困ってしまうかもしれませんが、
中国との関係が悪化してる時に、あえてこんな部屋番号を付けて見るのも有りかな、とか考えてみたりしてますよ。(の)

greenfingersはeco&artな賃貸住宅

エコアパートのコンセプトの柱は、住環境の安心安全と家庭菜園を中心とした住人同士の良質なコミュニケーションです。
それだけでもすごく楽しそうな集合住宅になりそうなのですが、
山田さんとの打ち合わせの中でもう一歩、何か付加価値を付けれないか、という話しになりました。

以前のブログで京都のあじき路地に遊びに行った事を掲載しましたが、
築100年の町家に伝統工芸や手仕事、料理教室やカフェ、室内照明デザインなどなど、様々なものづくりをする若い作家さんが住まいながらお店を出していました。

greenfingersエコアパートの間取りは2LDKで、一階はLDKとお風呂トイレ、2階に独立した2部屋が出きる予定です。

これは、例えば友達同士でシェアハウスとしても使える間取りになっています。
家賃を折半しながら、一階のLDKを昼間一般に解放して、ものづくりのお店として利用出きるのではないか、と考えています。

エコなのはもちろん、+ARTな住まい方をされる方にも是非住んでいただきたいと思っています。
エコ&ARTな賃貸住宅。

京町家の様な外観になれば良いなと思ってるのですが、
予算と相談、山田さんと相談!ですかね。(の)

エコアパート完成は2014年3月!

久しぶりのブログUPです!

アプリの不具合でしばらくUPできずにいましたが、その間にエコアパート計画は進展を迎えていました。

greenfingersエコアパートは2014年3月に完成する事になりました。

自己資金の問題、借り入れの問題など、我々家族が今後どのように暮らして行きたいか、
エコアパートが失敗したらどうなるのか、
エコアパートは我々家族にとってどういう事業になるのか、
最大の論点でしたし、
そういう意味で、ずっとエコアパートには反対の意見を言っていた私の父親をようやく説得する事ができたのです。

私の父親は今年80歳になります。
戦争を体験し、戦後、政治や経済が大きく変わり、その後の高度経済成長を生きてきた世代です。
思えば、父親の生きてきた時代は工業と化学の進歩の時代だったのだと思います。
悪く言うと、安くて便利な物が溢れかえり、使い捨てるのが当たり前の時代だったのかも知れません。
その時代に作られた工業製品や工場などによる公害やアレルギーなど、化学物質による様々な社会問題が浮上し、棚上げされているのが現在の状況ですね。

そんな工業化時代の負の遺産として挙げられるのが、食糧の農薬や添加物、住宅のシックハウス症候群、綿の農薬汚染など、
現在は「衣食住」の安全性を消費者はずいぶん不安に思っている時代ではないでしょうか。
身体の健康もさることながら、化学物質による精神への影響も問題視されるようになって来ました。
現在、化学物質過敏性を原因とする自律神経障害やうつの問題は深刻な事態を迎えている事は明らかになっています。
化学物質過敏性やそれを原因とする自律神経障害やうつの患者さんは「化学物質を持ち込まない持ち家」に住むことでしか健康を維持できないという環境にあります。
でも、「化学物質を持ち込まない持ち家」を造るのは経済的にも容易ではありません。

じゃあ、そんなアパートがあってもいいんじゃないか、というのが私の理想でした。

「一番苦しんだ人が一番幸せになる」

思えば、当たり前の事かもしれません。
エコアパートは化学物質過敏性の方の、また、安全な子育てを望んでいる若い子育て家族のシェルターになってくれると思います。

2014年3月にエコアパートが完成する、
やっと理想が現実になって来た。

今回のブログでそれをお伝えする事ができるのをとても嬉しく思います。
理想に大きく一歩近づけた!という感動でいっぱいです。(の)

住まいとお庭

エコアパートのお庭をどういう風にするか、いろいろ楽しみながら構想を練っているところですが、
エコやbaobab建築設計研究室山田知平さんの今回のお話は住まいとお庭です。

_________________

さて、今日のテーマは、
住まいとお庭
です。

お庭の大きい小さいの是非ではなく、
住まいとお庭の関係が
『エコロ』な感じがお伝えできればと思います。

まずは、植栽について
日射遮蔽や地面の温度上昇の抑制に大きな役割を担います。
西面の西日を遮るために落葉樹を植えることはよく知られていますが、
実際のところ、お世話が大変で敬遠されがちです。
とは言え、葉の落ちない木はありません。
涼のみでなく、目も心も楽しませてくれます。
敷地や近隣等の条件を鑑み樹種を選ばれればと思います。

また、周辺に用途に応じグリーンを配置することをお勧めいたします。
駐車場をグリーンパーキングにしたり、花壇を設ける。
特に、北側にグリーンを設けることができれば、
夏季に、フレッシュエアを入れるのに役立ちます。

その植える樹種や草花の種類は、
もともとの生態系を崩さないものがいいと思われます。
外来種が大きく生態系を脅かす報道はよく効きますが、
その始まりは、人為的なものばかりです。
屋根には、雨が少なくても生育する外来種の草やコケを
配する建築も見ますが、在来種での試みが期待されます。

なにより、防虫剤や肥料など歓迎できないもの使用したり、
防腐剤たっぷりの木の外構建材を使用することは
避けたいと思いませんか。

次に、生活の循環のサイクルとしてのお庭です。
雨水の利用や生活排水の浄化などを行うのに利用できます。
生ゴミの処理もコンポストなどを使い、ミミズや微生物に助けてもらい
土に返すことも容易に出来ます。
ミミズコンポストの場合、家庭菜園との隔離を少し考慮してくださいね。

コンポストで出来た土をもとに、
家庭菜園やキッチンガーデンなどに循環がでます。
そして、グリーンフェンスなどを設け、
ツタ系植物をに日射遮蔽に一役買ってもらうのも、昨今頻繁に行われています。
ヘチマやゴーヤなど、今年の夏も収穫物自慢の報告がたくさんありました。
生ゴミから、自らが作った土で、野菜を作るんです。
省スペースでも実践できるます。
実際に、マンションのバルコニーからの報告もたくさんあります。

生き物とのかかわりは、
人間形成においても根源的なところです。
なにしろ、バーチャルな知識だけではなく、
触れ合うこと、それが、植物や微生物でもいいと思うのです。
自然の理不尽さと、手を入れてあげるとそれに応えてくれることなど
小さな循環、自然、地球を感じることことが出来ます。

お庭に管理は、手がかかるから、・・。
と、お話は良くお聞きいたします。
せっかく、かける労力ですから、
楽しんでみてはいかがでしょう。

フレッシュエア(※1)
計画換気やパッシブデザインの場合、
吸気をどう得るか計画いたします。
もちろん、気密を取ってあることが前提ですが、
どこから新しい空気を得るかを設計。

_________________

お庭について、これだけ考察していらっしゃる設計士さんは稀かもしれません。
パッシブデザインってこういう事なんですね。

建築設計と庭づくりは切っても切れない関係ですね。
「どんな場所」に建築するのか、その、場所づくりが庭づくりと言えるのかもしれません。

2階の窓の西日を遮る程の落葉高木を管理するにはそれなりのコストがかかりますが、「ずっと住む」事を考えると、西日で困り、その分の電気代を使うなら落葉高木を植える事で地域の温暖化に貢献し、酸素を生産し、家庭菜園があるなら落ち葉をその肥料にでき、薪ストーブがあるのなら選定した枝を燃料にできます。維持管理に要するお金で「電気を買う」以外の様々な事が可能になってきますね。

また、グリーンパーキングは100%緑化も可能ですので(乗り降りに多少の土が車内に持ち込まれる可能性がある事を理解していただければ)駐車場の建設費を大幅にコストダウンする事ができます。

また生態系を崩さない在来種を使った庭づくりにおいても、仕立て方によって洋風な雰囲気にも作れますし、外来種でも、繁殖能力のない鑑賞種も品種改良によってできていますのでそれらの組み合わせで独自のお庭をつくって行けると思います。

また、コンポストについては以前シマミミズを使ったミミズコンポスト、嫌気発酵、好気発酵など研究してみた事があります。
場所や用途に応じて様々な方法がありますのでライフスタイルにあった方法で無理なく実践してみてはいかがでしょうか。

greenfingersエコアパートのお庭もエコでオーガニック、というコンセプトで設計して行きます。
土や植物に直に触れ合い、歩き、時には格闘する。
そんなお庭にしようと思っています。
お楽しみに。

なんか後書きが長くなってすみません。
(の)

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