私たちがアパートの建て替えを考えた時、「自分たちも住みたいと思うところ」を貸したいと思いました。
だから、自分たちが本当に好きなもの、信頼できるものだけでできあがったアパートが
春に完成しました。

家族が毎日帰る所、家。
あたたかくて、居心地のよい所、家。

kayagreenが造園業として、できることを考えた時、家庭菜園付きのエコアパートになりました。
● kayagreenナチュラルガーデンデザイン工房X天然住宅関西オフィスの共同プロジェクト

greenfingers 自然素材でつくるエコアパートprojectの建設地 → 兵庫県明石市大久保町大窪1126-2(ナビは1130-1)
JR大久保駅より徒歩10分

● 入居に関しての資料、プロジェクトの詳細を知りたい方はkayagreen_leaf@yahoo.co.jpまで
● 入居者募集の最新情報はこちら


エコアパート図面
※ 上図面は、建物1階部分です。アパートは各世帯メゾネットの2LDK59平米+畑13平米
⚫ 現在、3世帯のみ完成

あたりまえとあたらしいの狭間で

  greenfingersのアパートの建設、9月の着工に向け、準備は着々と進んでいます。
やること山積みですが、ちょっとだけ、あたまのなかの整理を。


 わたしたちのやろうとしていることは、新しくもあり古くもある。
あたらしい あたりまえをつくる積み重ねだなとしみじみ思ったので。

 アパートの壁がしっくいであるのがあたりまえになり、
 街なかのアパートに畑がついているのがあたりまえになり、
 駐車場がグリーンでおおわれているのがあたりまえになり、
 空気が美味しくすーっとする、家に居ながら自然の癒しが受け取れるのがあたりまえになり、
 最小限の電気で夏涼しく、冬暖かい家があたりまえになり、
 アパートでも快適さと安全が選択肢にあることがあたりまえになり、

ほんとうに願っています、しみじみと。

はやく体感していただきたい、皆さんに!

まずはアースディでおはなしできることを楽しみにしています。 (か)


パッシブデザインをもっと知りたい!

greenfingersエコアパートはパッシブデザインで建築されますが、
パッシブデザインってなんなんですか?
もう少し詳しく知りたいです!
そこで、
エコやbaobab建築設計研究室の山田知平さんのお話です。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
さて、今回のテーマは、
パッシブデザイン
です。

パッシブデザインの定義ですが、
次のようにご理解下さい。

『暖冷房設備に頼らず建築的手法によって
快適な室内環境をつくること』であり、
建築の室内気候形成の手法である。
と、小玉祐一郎(※1)が述べています。

今まで述べてきた内容は、
このパッシブデザインをよりよくする為の技術的手法であり、
受動的(パッシブ)に外的要因のポテンシャルを最大限に利用する。
お利巧な暮らしのことなのです。
正に相手の力に頼った建築です。

今、説明をお聞きになって、お感じになられてと思いますが、
決して、新しい建築手法ではありません。
日本でも、昭和の始めに取組んでいる研究者(※2)もありましたが、
戦後、化石燃料を大量消費することが豊かさの証のような幻影をみつめて、
化石エネルギーを輸入し、国内に産業を動かしてきたのは周知の事実です。

一方、過酷な気候である北欧やカナダでは、室内をいかに外界と遮断するかを追求してきました。
過剰な断熱と気密を実現し、無暖房住宅(※3)として結実しています。
日本においても、ある研究者たちは、この工法を救世主のように歓迎しています。

でも、日本のような温暖で湿潤な気候ならば、外界の条件に応じて
取捨選択する方法が望ましいとは思いませんか。

両者とも環境への負荷は同等に軽減が望まれるがのであれば、
今後の町の形成や建築様式、暮らしの中の快適や心地良さを考えた末の歩みを期待いたします。

なぜなら、日本の風土や文化、健康への考え方や自然との関わりまでを決める
歴史的なターニングポイントになるからです。

自然と対話する暮らしが、パッシブデザインの命題です。

今までの豊かな生活は、正しい循環ではなかったと気づき、
ダイレクトゲイン(※4)のパッシブデザインに、エコやBAOBABは、
8年前から取り組んできました。
その中で、培ってきたことを今後少しご紹介できればと思います。

小玉祐一郎(※1)
神戸芸術工科大学教授。建築家。
自然のエネルギーを建築的に活用したパッシブデザインの研究開発と実践、
自然環境の保全と利用を意図した住宅地計画、
エコロジカルな都市システムなどのプロジェクト研究に従事。
パッシブ建築研究の第一人者。

研究者(※2)
藤井厚二(ふじいこうじ、1888年12月8日-1938年7月17日)は、
日本の建築家。建築学者。広島県出身。建築環境工学の開拓者の一人。

無暖房住宅(※3)
住宅の中で発生する家電や人体からの熱だけで暖房が可能な住宅。

ダイレクトゲイン(※4)
ダイレクトゲインとは、自然の力を借りた省エネ法の一種であり、
日射を室内に直接取り込んで熱を蓄えさせる方法です。


小玉祐一郎先生のご指導の下、エコやBAOBABの研究が繰り返されています。
私山田は、社会人枠で大学院生として小玉先生の研究室で理論と現場を重ねてまいりました。
修了後も、いろいろと監修をお願いしているところです。
私も弟子の一人として、パッシブ建築を取組んでいます。
私たちの理論や技術が受け入れられる、
大きな要因になっていると思われます。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
なるほど、自然と対話する暮らしの事なのですね!
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
パッシブデザインは、省エネという概念ではなく、
脱エネだと言ったほうがご理解いただけると思います。

パッシブといって、大きな機械設備(※1)を住宅内に埋め込み、
その制御する能力により室内気候を形成する住宅が、
市場に、あまた現れては、消えています。

それらは、暮らしの提案ではなく、
機械設備を売るたの手段と化している言ってもいいでしょう。

私の知人が、東京から
山梨県の八ヶ岳の麓に引っ越したのです。

夢のような生活が実現できる住宅。
いいえ、住宅用の機械設備に大きな期待をお抱き、
それはそれは美しい自然の中へ、居を移したのです。

しかし、暮らし始めて気づいたことは、
機械による空調管理が売りのその住宅では、
外界と遮断をし、省エネと快適性を得るといったものです。

八ヶ岳の麓なのに、
気候のいい日は窓を開け、小鳥のさえずりや虫の音を楽しみ、
おいしい空気を胸いっぱい吸い込むことが、制約されてしまっているのです。

また、機械設備なしでの生活も想定されておらず、
窓や方位などが、有効に得られてないとも嘆いていました。

こんなはずじゃ、なかったんだけどね。
と、あきらめに近いお話をお聞きし、
設計者が建築的手法を駆使せず、
機械設備に頼り暮らしを提案なする愚かさを知りました。

そこにある生活は、何も八ヶ岳でなくてもよかったのです、
暮らしは、風土と気候などに順応させることが、
設計者が行うべき仕事です。

体内に人工の臓器を入れ、健康と言う。
本末転倒のお話になってしまうのです。

大きな機械設備(※1)
ここでは空調管理システムのお話になってますが、
発電を行う設備等もこの概念には含まれます。
確かに、現在は有効に働くであろう機械設備と住宅の寿命の違いもある。
普遍的な要件をテーマにしている。
パッシブには、機械のトレンドや老朽に対しての不安は有りません。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
なるほど、地域の気候の事を大切にするのですね。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
前職で輸入住宅の商談に米西海岸へ行くと
砂漠の真ん中に住宅が涼しい顔をしてたっています。
そして、室内は、・・・。

エアコンがギンギンに効いており、窓から見える外界と全く別の空間です。
「快適な」人工気候を制御・維持しているのです。
この空間は、地下であれ、海中であれ、宇宙船の内部であれ、
設備機器が休むことなく稼働するならば実現しうるのです。

年中通して、機械制御された空間で生活をし、
汗もかけないので、トレーニングマシンで汗を出す。
例えば、偏った食生活をサプリメントで解決しようとする。
自然の営みとは言えないと、思いませんか?

自然の中にある「快適」と似てるようで、全く別の空間であす。
身体の五感に感応する気持ちよさが、そこには存在しないのです。

外界の自然を遮断し、交感も出来ません。
機械における制御は、明確に設定された定量的な機能には確実に充足できますが、
曖昧なもの、情緒的なものは対応が不可能、無視されがちで、
単調で、均質な無味乾燥な印象を受けるのです。
環境を制御するといった発想が、退屈な空間をつくり出す原因なのです。

すがすがしい。気持ちよい。と、言った、身体の五感が感応する暮らし、
すなわち、高感度な快適感覚は、自然に親しむ住まい方の中にある。
と、言うのがパッシブデザインの考え方です。

自然と身体とを呼応する建築。
そして、内と外の美しい循環が、
パッシブデザインです。

今日の内容は、
小玉祐一郎研究室のゼミ講義の内容を元に
構成いたしました。

大変な危機にさらされている人たちが居るのに
不謹慎かもしれませんが、多くの人田や企業が、
エネルギーのことについて考える機会を得たことは
非常に良かったと持っています。
しっかりと現状を読み解き
更なるステップを歩まれることを願っっています。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
なるほど、外界と遮断し、機械に頼った住まいは自然と対話する暮らしとは程遠いものなんですね。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
そうですね、
では、パッシブデザインの設計手法についてですが、
まず第一に、今までにも申し上げてきましたが、
原始条件を読み解きます。
気候や周辺環境から、方位と日射等の取得範囲と障害、
建物の配置から、風の道を想定します。
もちろん、ご近所とのプライバシーの考慮も欠かせん。

次に、新しい暮らしに望むことをまとめ、
空間を構成します。
その過程で、光と風を織り込む作業を行います。
風のデーターと環境の分析を経験知から、
三次元でのプランも行います。

そこから、集熱(※1)と遮熱を考えていきます。
この作用は、相反する要件です。
上手に暮らしに取り込まないと反作用してしまいます。
簡単に言うと、日射を入れたい時と遮りたい時、
開口部の開閉のタイミングなどを考えます。

そして、蓄熱(※2)と断熱を考えていきます。
こちらも、上記同様、絶妙な配置を要する部分です。
蓄熱層をどこに、どのように、どの素材で造るか、
どの熱を有効に使い、断つのか、
面白そうですよね。

そうして出来上がったファーストプランを
シュミレーションソフトを使って解析していきます。

そこから解るものは、
冷暖房負荷や光熱費の試算なども算出できます。
それにより、採用する空調・照明機器等の検討や
暮らし方のパターンなども導けます。

ここまで分析できて初めて、
太陽光による発電や給湯などが
必要か、不要か、が見えてきます。

大きな設備投資をして、どの程度のリターンが見込めるか。(※3)
売電を含めてメリットがあるように見せているので、
実際、我家が与える負荷が少量であるならば、
不要と判断できます。

車で走っていると、西・東向きの屋根に
ギュッといっぱいに太陽光パネルが乗っているのを見かけます。
採用した方が、おおらかなのか。
採用を進めた方が、無知なのか。
補助金と売電で、判断が鈍ったのでしょう。
このような方は、概ね光熱費が高額な方が、
判断を誤ってしまった場合が多いのです。

燃費の悪いエンジンが原因なのに、
エコタイヤに交換したり、燃費走行を心がけ運転してみたり、
まずは、エンジンの交換か、乗らないか、新車にするか、
正しい選択肢が出てきます。
そこから、あなたの価値観で、どれを選択するかです。

世の風潮に流されたり、世に氾濫知るコマシャールメッセージだけで
判断すると大火傷します。

判断基準は、子どもたちの代になってから評価と、
地球益で考えて有益かどうかを少し考慮し、
普遍的な視野で指針をみつけてください。

環境活動家みたいになっちゃいましたね。
少し割り引いて聞いてください。

超ローテクだが、情報を読み解く能力と技術が必要!
なんです!

集熱(※1)
窓等から日射熱を取り込むこと。
ダイレクトゲイン方式のパッシブデザインにおいて
エネルギー供給源となります。

蓄熱(※2)
日射熱を蓄えること。
日射により空気が暖められるのはお分かりになると思います。
その暖められる物質の比重を大きくすることにより、
蓄熱量が大きくなり、夜間に熱を奪われる速度をゆるめます。

投資とリターン(※3)
売電と補助金等が無い場合で、5000円/月の電気代が節約されました。
150万円の工事費がかかりました。元を取るのに25年です。
パッシブの場合、光熱費自体が高額になりません。
脱電力会社となれば、太陽光パネルに蓄電池もいいでしょうが、
それより、消費電力を減らす暮らしを実現することの方が、
クールで、スマートだと思いませんか?
ちなみに、売電と補助金で、その償還は大幅に短縮されます。

築三年のOBのお客様宅へ、
外構工事に伴う離れの計画でお邪魔しました。
冬は暖かいし、夏は涼しいのよ。
本当に、BAOBABさんで建てて良かった。
と、喜んでおられました。
結構な気積(空気の体積)のあるお家なのに、
顕著に予想以上の効果が出てくれています。
更に、私たちの挑戦は休むことなく続いています。
あなたの夢と感動を創る達人でありたいと、
日々精進しております。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
へ〜!
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
もう、お気付きとは思いますが、
難解な理論に基づいた設計手法ではありません。
普遍的要素を利用して心地良く暮らす。
人間本来が追い求めている生き方だと思います。

恩師である小玉祐一郎先生が、
自邸を実験棟(※1)として建築し、28年が過ぎています。
その中で、パッシブに関しては丈夫であるが、
アクティブ設備(※2)にはしっかり寿命があり、
補助暖房等の入替など、苦労話がたくさんあります。

エコやBAOBABの挑戦は、師のデーターと私たちの経験を常に検証を重ねながら、
時には、共同研究や監修を得ながら、新しい快適を求めいます。
大きな生活観としてパッシブを尺度にし、
補助機器は取替容易で、かつ、軽微なものにすることが良い選択となります。

しかし、パッシブで設計をするとと
蓄熱の為の窓等を大きくとり、蓄熱部位の素材の選定など、
設備工事費で無いところが、予算的に大きくなるのも課題です。
しかし、窓等は既製品の範疇で採用し、負荷を軽減する試みも行っています。
蓄熱部位は、自然素材の中から適材をおすすめできています。
とは言え、高機能の設備機器の価格と比べれば、かなり安価ですみます。

ここでのお話では、「エコ住宅」について論じています。
多くのエコ住宅の中には、外界を遮断し省エネを極めるものが
主流となり、欧州のエコハウスのような窓の小さく
彼の地の省エネ住宅基準(※3)を見据えた物になっています。
省エネを目的とすれば、同じ方向を見ているのでしょうが、
パッシブデザインのような取捨選択できる暮らしは、
外界との開閉により、エネルギーを外界得たり、遮ったりと、
自然との呼応が感じられます。

住宅の内部は、その周辺の環境整備も重要になってきます。
他人地まで干渉することは出来ませんが、
敷地内において、どの季節にどこからのフレシュエアを取り入れるのか、
日射の遮断などに、植栽計画を含めた外構のプランも重要ポイントです。

自然と呼応した、五感で感じる暮らしが、
あなたにも、見えて来たのではないでしょうか。
パッシブデザインは、本当の心地良さや快適な生活を得るために
最良の選択になることでしょう。

自然と呼応した、五感で感じる暮らし
が大切なんです。

実験棟(※1)
茨城県つくば市にある「つくばの家I」は、機械冷暖房だけに頼らず、
自然換気や蓄熱などによって太陽熱を有効に利用するパッシブソーラーハウスの先駆けとして、
1984年に完成した。当時、建設省建築研究所でパッシブソーラーを研究していた先生が、
その成果を試すべく誕生させた実験住宅。

アクティブ設備(※2)
電気・ガス等をエネルギー源として稼動する。設備機器全般を差す。
空調・給湯・発電など。

彼の地の省エネ住宅基準(※3)
ドイツ・スイス・スウェーデンなど低炭素・省エネ住宅の基準があり、
日本の目標を遥かに上回る基準に取組んでいます。
チェルノブイリ事故後、各国が出したエネルギーに対しての答えでもあります。
これからの日本の針路も各国は注目していることでしょう。

原発再稼働に、消費税の増税、・・・。
納得のいく説明の無いまま世の中は動いてしまうものなのですね。
言いっぱなしで、約束などは何処へやら。
しかも、自らが正義だと思っているだけに性質が悪いです。
ただ、心のこもった日本のビジョンの説明があれば、
辛くても乗越えることが出来るのに、・・・。
私たちが、しっかりしないとダメですね。
あの人たちに任せられませんからね。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
なるほど、五感で感じる暮らしが大切なんですね。

なかなか奥の深いお話でした。

考えてみれば、日本という国でパッシブデザインで家を建てる事は当たり前の事柄のように思えてきます。
風土を活かし、五感に心地よくて、電気を使わない。
本当にエコな建築なんですね。

そんな訳で、greenfingersエコアパートも住む人に優しい集合住宅間違いなし!という事になります。

いや〜!
早く住みたい!(の)

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